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MIRAIZな日々

MIRAIZな日々イメージ BLOG2025/09/19

設計事業グループ Sです

設計の仕事に限らず、終わり目前でミスや欠陥に気づく、あるあるですね。
定時を過ぎ、少し経った頃それが発覚します。
今となってはなにがどう間違っていたのか、曖昧なくらい何年も前の話です。

確か金曜日で、締め切りが月曜日だった気がします。
もうそうなると、今日は少し遅くなっても土曜日は出社したくない……と思ったのは鮮明に覚えていて、さらなる残業をすることにしました。
(念のため書いておくと、今同じことが起こっても同じ対応はしません。まずは報告します。)

少しして一人、また一人と精鋭たちがその場を後にし、ただならぬ雰囲気の私に、上司が「どうしたの?」と尋ねます。
その時点で、そこそこの時間だったので明日出勤するかと覚悟を決め、ことの経緯を説明すると軽い感じで「残る?明日来る?」と。
まず、選択肢を与えてくれたのがありがたいですし、「残りたいです」と伝えると、「じゃあ、私も仕事しよ」とすぐに返事が耳に届いたのがなにより心強かったのです。
「戸締りよろしくね」と返すことはできただろうに。心配してのことだと思います。

そんなこんなで、一段落つくころには、私が経験した残業の中で退社時間が過去一遅くなり、翌週上司がさらに上の上司に状況を説明、お叱りの言葉を頂戴しました。
この辺もしかしたら記憶違いがあるかもしれないのですが。
呼び出しから戻った上司に「すみません」とポツリと伝えると、思いもよらぬ言葉が返されました。ああ、こうなりたい、と思いましたね。
なんて言ったかは私の中に留めておきたいので、ここでは控えておきます。

上司本人がなんて言ったかを覚えているのなら、どんな形であれ相手にとっても印象的な出来事として記憶に残っていて、かつ気遣ってくれたことが嬉しいですし、もし、忘れてしまっていても、それは忘れてしまうくらいに日常に溶け込んでいて、自然に発せられた言葉だったのだと思うと、それもまた嬉しくなります。
多分、覚えていないでしょう。
結局のところ、上司が取った対応そのものが私を射抜いたのであって、言葉は思い出すための単なるトリガーになりません。また、最善の言動が第三者を射抜くとも限らないのだと感じた出来事です。

 

 

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