BLOG2025/09/12
設計事業グループのカンです。
今回のお題は「MIRAIZな日々」です。
当初は仕事について書こうかと思いましたが、勤務歴が浅く、振り返るほどの経験談はまだ多くありません。
そこで今回は、日々の生活の中で頼りにしている考え方や指針をご紹介したいと思います
一つ目は「誤謬」です。誤謬とは、議論や考えの中に潜む論理的な誤りのことを指します。
例えば、
「癌と診断された患者は全員水を飲んだことがある。だから水を飲むと癌になる。」
「アイスクリームの売上が多い日は水難事故が多い。だからアイスクリームは売らないほうが良い。」
といった具合です。
日常生活には様々な誤謬が潜んでいます。
私が特に意識しているのは「発言者」と「発言内容」を分けて考えることです。
「ベテラン社員が提案したことだから正しい」
「新人の意見だから間違っている、信用できない」
こうした判断を避け、あくまで内容そのものの正しさを見極めるよう心がけています。
もちろん経験が裏付けとなることもありますが、人ではなく論理で考える姿勢を大事にしています。
二つ目は「コンコルド効果」です。これは超音速旅客機コンコルドの開発プロジェクトに由来します。
採算が取れないとわかっていながら、巨額の投資を惜しんで開発を続け、大赤字を抱えてしまった出来事です。
投資はお金に限らず、時間や労力も含まれます。
例えば作図作業をしていると
「方針が変わったが、ここまで描いた絵をなんとか活かせないか」と考えてしまうことがあります。
そんなときに思い出すのがこのコンコルド効果です。
「続けるべきか、思い切ってやり直すべきか」
一度立ち止まって判断するきっかけをくれる考え方だと思っています。
世の中は「限界まで頑張れ」という言葉で溢れていますが、
私には「見切りをつける勇気を持つこと」も同じくらい大切です。
完璧に実践できているわけではありませんが、日々の選択や行動を支えてくれる指針になっています。
これからの「MIRAIZな日々」においても、大切にしていきたいと思います。

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