技術情報2025/08/07
今回、ご紹介する内容は、
富士通のICADツールを使用した配管部品のチェックになります。
お客様より、配管ルート設計から図面作成までをご依頼された場合、
工事に必要な配管長さや曲がり角で使用する部品数、
分岐箇所で使用する部品数も集計して図面に記載します。
簡単な配管ルートであればモデル化も行い、施工性や干渉の問題が無いか、確認します。
今回の工事配管範囲・・・緑

ですが、配管には多くの材質や種類があるので
間違えた設定の3Dモデルを作ると
誤った情報を図面を反映してしまう事になります。
そういったミスを無くすために
パーツ材質ごとに対応したモデルカラーを設定し
「材質表示」という表示パターンに変更すると
通常表示カラーは緑色のまま、
対応した材質カラーに一時的に切り替えて表示できます。

差込溶接継手(PT370)・・・白
炭素鋼管(STPG370)・・・ピンク
一般構造用圧延鋼材(SS400)・・・グレー
こうして材質色を管理しておけば設定が
間違っている箇所もすぐに発見、修正ができます。
チェック後は3Dパーツ部品の数を自動集計して
図面に配管材質と部品数を反映し、業務完了となります。

今回ご紹介した内容の様に、今後もさらなる業務改善を目指していきますので
同様のケースがありましたら是非ご相談ください。お待ち申し上げます。
設計事業グループ/松下
TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)
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