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技術情報2025/07/24
某プラント設備の配管改造の設計依頼をいただきました。 その内容をほんの一部ですが、ご紹介させていただきます。
その前に、弊社では、現地の測定から設計までの工程の流れを簡単にご紹介させていただきます。 最近は、下記の流れを活かして進めています。
( 例)②のデータを活用して干渉回避出来るよう設計を行います。)
ここでは、点群データと3DCADデータを 取込み、可視化できる様、 確認作業を行います。 ここまでできれば、大まかな干渉確認が可能となります。
では、サンプル画像を紹介します。
冒頭で設計の流れをご説明させていただきましたが、 ②~③の工程になります。 点群とCAD設計データを合算することで 新設配管が既設物と干渉していることが 可視化できました。
実際の設計では、干渉した場合、新たなルートを再検討するか? または、干渉物を 撤去又は、移設となることが多いとと思われます。 今回は、干渉物は、撤去可能とのことでしたので、次の工程に進みました。
この画像の様に撤去物のモデルの色をかえて表示することにより、 可視化が可能となりました。
※画像の補足 画像では、点群データと干渉物配管にずれが生じている様に見えますが、 今回の紹介用に意図的に少しずらして、表現しています。
そして、お客様へのご提出に際しましては、 CAD上で色分けの差別化や、表現方法の工夫することによって 第三者が見てもわかり易く表現させていただきました。
この様な設計の流れを行うことによって、 遠方の現場や、複雑に入り組んだ構造物との干渉の心配事がある様な設計について 効率よく、設計が出来るところが、弊社の強みです。
プラント設備の規模に大小にかかわらず、点群と3DCADを組み合わせることにより 配管設計をはじめ、架構など、干渉を回避した設計が可視化できますので、 同様の事案がございましたら、ぜひ弊社にご用命ください。 今回の紹介は、以上となります。 次回も楽しみにお待ちください。
設計事業グループ/正木 TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)
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