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災難は

災難はイメージ BLOG2021/03/16 会長 マサキです。

今日は2021年3月11日。あの東北大震災からもう10年の歳月が流れたのですね。誰があの未曽有の大地震災害を予測できたでしょうか,誰が福島の原発事故を予知できたでしょうか。いまだに多くの人たちの不安な顔や涙する姿は、私の記憶の中に鮮明に残っています。


このように災難は何時何処でどのような形で現れるのか、推測することも予知することもできないのです。ただ言えることは、何が起きようと辛い現実に負けない強い心を持つことが大切なのです。自分自身に降りかかる病気や事故や不幸見える出来事、そのような困難な現実は乗り越えるための試練だし、前向きで強烈な意思が必要性を教えてくれているのです。しかし、不幸や災害に遭遇してすぐにそのような考えは、なかなかできないものです。その為に私達には、見つめ直す時間が与えられているのです。

最近の私の体験から思うのですが、いきなり「癌の宣告」を受けた時には流石に驚かされました。「なんで私が?」これまでにない死の宣告に感じましたし、「なぜ今?」と不安な気持ちでいっぱいになりました。しかし、20日あまりの入院で元気に生きていたことを、とても幸せに感じ、家族の皆の笑顔をとても頼もしく思えました。
また最近まで、とても元気だった友人が突然他界しました。彼はこのコロナの時期に2000枚のマスクをわが社にプレゼントしてくれた人であり、私と同じ価値観を持つ仲間でした。この時、人の世の無常とはかなさを嫌というほど思い知らされました。
そんな時、年を重ねると、これまでやれていたことができなくなり、自分自身への不甲斐なさと憤りを感じるようになり、ぼんやり運転をしていたら、今度は単独の衝突事故。車はスクラップ状態となり自分自身への怒りがこみ上げてきました。「私が何をした?なんでこんな目に合う?」実に身勝手な言い訳ばかりが脳裏に浮かんだのです。
しかし、不思議なことに、こんな大事故の後でも私は怪我一つなく、「心を入れ替えて人の役に立て」と何か大きな力で示されている様でした。

自ら感じた苦労は、10代の放浪の旅の困難ではなく、20代の会社設立の不安でもなく、30代の数億の借金苦でもなく、40代の会社経営の危機でもなく、50代の中国経営拡大の辛苦でもなく、60代の経営者交代の葛藤の苦しみでもありませんでした。これらの試練は、自ら覚悟のものであり、自ら望んだ出来事でもあった訳ですから。

69年間の人生を通して、皆さんに伝えたい思いは、これから起こりうる災難や困難さは、何時何処で起きるともしれないものですから、それに立ち向かう勇気と、不屈の心と、慢心を決して忘れないことに尽きると思いました。



次回はシングウ支店長よろしくおねがいします!
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