| 技術情報2026/01/08
今回、ご紹介する内容は、
midas iGenを使用した構造解析になります。
構造計算を行う時にはモデル本体の形状や強度も重要ですが、
構造物の足元にも気を配らないといけません。
あるご依頼にて「6本足の既設構造体を補強改造した場合、
どういう変化が起きるのか知りたい」との内容でしたので
構造解析ソフトを用いて計算を行いました。
画像の赤線範囲が改造部分となります。

形状だけではなく、構造体に乗せる重量も増加していたので
足元に発生する負荷のバランスが大きく変化しました。

既設時は右脚部の赤矢印部に最大146tonの負荷が発生しますが、
改造後は左脚部の赤矢印部に最大200ton以上の負荷が発生します。
既設形状の荷重を支える為にコンクリート基礎が設けられている以上、
足元の荷重が想定する基礎耐力を上回るとコンクリートにひび割れが発生して
重大な事故が発生する危険もあります。
次のステップに進む前に、この結果をお伝えしたことで、
大きな修正時間を回避でき、時間ロスのカットにつながりました。
解析は元より、今回のような細かな気づきも工程を進めていく上では
重要な要素となってきます。
今回ご紹介した内容の様に、今後もさらなる業務効率化を目指していきますので
同様のケースがありましたら是非ご相談ください。お待ち申し上げます。
設計事業グループ/松下
TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)
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