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技術情報2025/05/15
今回は、図面の表記について、若干の工夫をしてあげることで、 わかり易く、明瞭になる事例をご紹介します。
明瞭になることによって、製作の上でも、寸法の誤認によるトラブルなど、未然に防げる効果もあると思います。 では、紹介します。 設計図面は設計者・施工者・そしてエンドユーザーなど様々な関係者間で情報を共有しています。 説明や作業を円滑に進めるためにとても重要な役割を担っています。 図面の中には詳細な情報が詰め込まれているので、 図面の構成やレイアウト、記号の使い方で図面の見た目をよくすることで正確に情報を理解することが、 求められます。 その一工夫することによって、誤認からのミスを防ぎ、品質向上に寄与できると思います。
次の2つの画像は、『デッキと階段』 の平面図です。 2つの違いはハッチング表記の仕方です。
修正前の図は、見ただけでは床板の範囲がわかりません。 実際には寸法も入りますが読み間違いのミスを誘発する心配が生じます。
では、次の様に表記するといかがでしょうか?
こちらは、床板の端にハッチングを入れているので床板がどこまでなのか 見た目でわかるようになっています。 特に組立図レベルで製作見積を算出しなければならない時など、 凡その定尺板の物量算出にも寄与します。 図面の表記を工夫することによって、その後の工程、製作、施工に対しても 未然にトラブルを防ぐ効果があると思います。
図面の中の表現は、ちょっとした工夫も大事ですね。
今回紹介した内容以外にも、様々な表現に一工夫を入れることによって わかり易さを表現できると思います。
MIRAIZでは要望を的確に反映し高品質で見やすい 図面を提供いたしますのでご気軽にご相談ください。
設計事業グループ/山本 TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)
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