BLOG2025/08/19
園芸係の岡田です。
辟易するような暑さが続いています。
暑いな~と思っていたら、あっという間にお盆すら過ぎてしまいました。
立秋も過ぎ、暦の上では秋だなんて信じられません。
本来、残暑の時期とはいえ、今まさに暑中、まだまだ暑中といった感じがします。
毎年、今年の夏は特に暑い!と思うこの頃ですが、そんな中でも、植物は何と辛抱強いことか。頭が下がります。
夏の花、頑張ってます!
正面玄関。

朝顔。
 
一面にいっぱいに、とまではいきませんが、毎日ぱかぱかと花開きます。
プランター栽培だからか、本来、蔓がもっと茂るのだと思いますが、少々貧弱。
それでも網いっぱいに上へ上へと伸びています。
朝からじりじりと朝日を浴びる中、涼しげな顔をして咲く様子は、和美人の趣を醸し出しています。
ペチュニア。
 
元気いっぱいです。たくましく、へこたれない花です。
今夏のペチュニアは2種類。
あちこちこぼれた種から発芽したもの と 2023年に採った種から育てたもの。
どちらもかなりダメ元で定植しましたが、思った以上にちゃんと育ちました。
ペチュニア強し・・・昨今の暑さに対応できる特別な変異を遂げているとしか思えません。
ギボウシ。
 
6月にMIRAIZにやってきました。
鉢いっぱいの緑の葉っぱ。涼しげでとても瑞々しく、目に優しく映ります。
7月になって葉っぱのすきまからひょっこり茎がのび始め、たくさん蕾がつきました。
その蕾からうつむき加減の薄紫の花が咲きました。
 
8月になって花の時期が過ぎたのか、茎だけがひょろりと残り、花はありません。
ギボウシは漢字で「擬宝珠」。花言葉は「落ち着き」「沈静」「静かな人」等。
花言葉が示す通り、目立たずひっそりとした存在ですが、この暑い最中、
イライラしがちな気持ちを静めてくれるような気がします。
ギボウシは多年草。これからのお付き合いが楽しみです。
毎日、じりじりと照り付けるアスファルトの上にずっと置かれたプランターや鉢。
人間が同じように過ごしたら、あっという間に熱中症になってしまうだろう過酷な環境。
そんな中でじっと耐える植物の強さを感じると同時に、水が切れると萎れ、ぐったりするか弱さも感じます。
園芸係にできることは、せっせと水を与えることくらいです。あとはその生命力次第。
毎年グレードアップしている猛烈な暑さから人も植物も逃れることはできません。
何とか無事に穏やかに今夏の残暑を乗り切れるようにと祈るところです。 |