1. TOP
  2. INFOMATION(お知らせ/新着情報)
  3. 【MIRAIZの花日記】始末

INFOMATION(お知らせ/新着情報)

【MIRAIZの花日記】始末

【MIRAIZの花日記】始末イメージ BLOG2025/10/09

園芸係の岡田です。
空の色も雲の形も空気の匂いもきっぱりと秋めいてきました。
それもそのはず、時はすでに10月。
先日は秋の十五夜を愛でる中秋の名月。
はっと気づくと季節は確実に進んでいます。暑いからまだいいや、と思っていた衣替えや扇風機の片づけや寝具の入れ替え。
そろそろやらなきゃ、と急に焦りが湧き始めます。
そして、夏の花の始末・・・これもやらねば!です。

今年の猛暑の中、頑張ってくれた朝顔とペチュニアですが、
最近、朝夕涼しくなってきたところで、急に疲れが出たように勢いが衰えてきました。
蔓は茶色くカリカリになり、葉が縮れて、残念な見た目に。
せっせと種をつけて、もう次の世代にバトンタッチする気配を醸し出しています。


朝顔は特に夏の花のイメージが強いので、10月に入ったことだし、そろそろ片付けないと・・・
そう思い、蔓に手をかけました。
そしたら、あちこちに傘をきゅっと絞ったような蕾が目につき、気持ちが揺れました。
結局、撤去しきれず、枯れたところだけ取り払い、実った種は収穫。


身軽になったからか、朝顔は少し元気を取り戻し、また花が付くようになりました。


花が戻ったのは嬉しいですが、季節外れであることに引け目を感じます。
咲く花も心なしか控えめで儚げです。
花は盛りを過ぎたら潔く散り、移り変わっていくからいいのでしょうか?
散り遅れるのは見苦しいでしょうか。
なんにしても、土の上で自然に朽ちることができないプランターの中の植物は、
自らその散り際を選択することができません。
始まったものには終わりがあり、植えたものは十分に愛でた後に人の手で始末しなければなりません。
遅かれ早かれそのときはきますが、あと少しもう少しだけこのままでいいかなあ、と
毎度、優柔不断で思い切りの悪い園芸係です。

pagetop