| BLOG2025/12/24
園芸係の岡田です。
10月にビオラとスイトピーの種を蒔いたものの、いっこうに芽が出ず、
そしてわずかに芽が出たものは育たず・・・(泣)

来年の春、このままではMIRAIZガーデンに花が無い!
焦った園芸係・岡田は、11月末、園芸店に走りました。
チューリップの球根を買おう!
今までのわずかな経験からして、安心感・安定感のあるチューリップ。
よし!とにかくチューリップ植えよう!と思ったものの、次期すでに遅し・・・?
店頭の球根は残り僅か、明らかに売れ残り。買う気になれません。
でも諦めきれず、ネットで検索・・・なんとか調達できました。

園芸教訓その1:季節ものなのだから早めの計画・準備が大事!
2022年の秋にプランターで花を植え始めてから早いもので丸3年。
チューリップは毎年植えているので、今回は4回目の植え付けです。
心配性なのに研究心の乏しい私は、今まであまり情報収集をしてきませんでした。
(私と違って社長は研究熱心です!)
どんな種でも球根でも、露地でもプランターでも、備わっている生命力次第で育つものは育つだろう、と私は基本、成行まかせ。
今までは何となく適当な感覚で植えていたチューリップですが、今回は貴重な球根です。
植える前に少し調べたところ、あふれる情報に優柔不断な園芸係は混乱。
その結果、大雑把な性格が全面に出て、まあいいか、とにかく植えよう、と相成りました。
園芸教訓その2:時間は有限。こだわりすぎない。やれるようにやる。
とは言えせっかく調べたので、2点だけ、今回の植え付けに取り入れました。
一に、球根の皮をむく!
カビなどが付いていることがあるので、はがれる皮は取り除いたほうがいいらしい・・・
ふむふむ、簡単にできそう!
・・・球根100個、無心になって剥きました・・・爪が痛い・・

二に、球根を植える向きをそろえる!
チューリップの球根には「背」と「腹」があり、球根の向きを統一して植えると、
葉の出る向きが揃い、美しいのだそうな。
球根を眺めると、確かに片側がメタボなお腹のように張り出しています。

あとは、配色をあれこれ悩みながら並べるだけ。
球根の形を気にしながら、向きを統一して植えました。
1列8球を4列、1つのプランターに32球。プランター3個に合計96球。
 
残った4球は、今年の春、掘り上げて放置してあった球根と一緒くたににして植えてしまいました。
 
園芸教訓その3:とにかく迷わず仕込むこと。
植え付けも年末の片付けも、もたもたしていて、12月に入ってから慌てる結果となった今回。
苗でも種でも球根でも、植えなければ何も始まりませんが、その段階にこぎつけるまでが何かと大変です。
用事や仕事が立て込んでいたり、億劫だったり、理由はいろいろ。言い訳もいろいろ。
種まきや植え付けは、その年、シーズン毎の1回きりのイベントのようなもの。
何回もやり直すことはできないし、仕込んでしまえば、あとは見守るだけ。
やる・やらないで迷わない!やると決めて一気にやってしまうこと!
今年の反省です・・・
ただ、毎回バタバタではありますが、種まきや球根の植え付けはとにかく楽しい!
種や球根を仕込んだ後の土が充ちたプランターを眺めるのは格別なのです。
ちゃんとしかるべき場所にものがおさまった満足感。
何も咲いていない静かなプランターであっても、花咲くそう遠くない未来を想像してうきうき気分が湧きあがります。
仕込みが終わった後が、これからを楽しみに待つ一番幸せな時かもしれません。
チューリップは約2か月、冬の寒さにさらされないと花芽をつけないそうです。
比較的あたたかな君津ですが、これら本格的に寒くなるでしょう。
ひっそりとした色のないプランターや鉢がずらりと並ぶ一角を見て、思わず「おやすみなさい」と声を掛けます。
2025年は残りあと数日。でも一日も途切れることなく2026年はその先に続きます。
4年目に入る園芸部の活動。
今年の教訓を生かして、来年もささやかに継続できますように。
花日記、今年も一年、お付き合い頂きありがとうございました。
 
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