| BLOG2022/05/11
	
	 皆さんこんにちは 
MIRAIZ株式会社、情報処理安全確保支援士の重田です。 
前回はCDBとPDBの状態を確認しました。 
今回は実際にPDBの作成をしてみたいと思います。 
 
※・ブログ内で記載されている内容を実行する場合は動作確認をし、自己責任の上で行ってください。 
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目次 
 ・PDBの作成方法について 
 ・PDB$SEEDを使用したPDBの作成 
 ・まとめ 
ーPDBの作成方法についてー 
 公式マニュアルを確認したところ、6つの作成方法があるようです。 
  ①PDB$SEEDを使用し、最初から作成する 
  ②既存のPDBまたは非CDBをクローニングする 
  ③PDBを異なるCDBに再配置する 
  ④切断されたPDBをCDBに接続する 
  ⑤PDBをプロキシPDBとして参照する 
  ⑥非CDBからPDBを作成し、PDBをCDBに接続する 
ーPDB$SEEDを使用したPDBの作成ー 
 一番基本となるPDB$SEEDを使用してPDBの作成をしてみたいと思います。 
 コマンドは以下の通りです。 
CREATE PLUGGABLE DATABASE salespdb  
 ADMIN USER ‘ユーザー名’ IDENTIFIED BY ‘パスワード’ 
 STORAGE (MAXSIZE ‘サイズ’) 
 DEFAULT TABLESPACE ‘表領域名’  
 DATAFILE ‘データファイル作成先パス’ SIZE ‘サイズ’  
 AUTOEXTEND ON 
 PATH_PREFIX = ‘絶対パスを指定する’ 
 FILE_NAME_CONVERT = (‘PDB$SEEDの絶対パスを指定’, ‘PDBの作成先絶対パスを指定’); 
少しだけ解説 
 1.PDBにはローカル管理ユーザーが必要なので「ADMIN USER句」が必須です。(※省略するとエラー発生) 
 2.作成するPDBが使用できるストレージサイズを指定できます。指定しなければ無制限に使用可能。 
 3.PDBに対して、相対パスによる操作が発生した場合に絶対パスとして処理するために設定するようです。 
   今迄使用したことがないパラメータなので、後日動作確認します。 
 4.OracleManagedFilesやPDB_FILE_NAME_CONVERT初期化パラメータを指定していない場合、「FILE_NAME_CONVERT句」を指定する必要があります(※省略するとエラーが発生する可能性あり) 
 今回はエラーが発生しない範囲で必要最低限のコマンドでPDBを作成してみます。 
 結果は以下の通りです。 
  
ーまとめー 
 無事にPDBの追加に成功しました。 
 PDB$SEEDを使用したPDBの作成は何回も実行するであろうことは容易に想像できるのでしっかりマスターしたいです。 
 それでは今回はここまでにします。 
 次回をおたのしみに! 
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